すだ畑の農日記

おいしいと思ってもらえる野菜づくりがしたくて、2021年より青森県青森市にて農業はじめました。

去年より10日以上遅れて、種まきスタート!

3月中旬まで1粒も種を播くことなく、明日はもう春分の日です。

でも、経験上早いと失敗しやすくなるなと感じていたので、これぐらい遅いスタートも良い経験になるのかなと思っています。

あと、今年は早春から暖かくも、5月頃まで寒の戻りに注意が必要との予想も聞いたので…。

秋の10日は厳しいけど、春の10日は取り戻せるはず。

 

という事で、ついに今日エンドウ豆から2023種まきをスタートさせました。

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去年採種したもので、栽培時にエンドウの近くを歩くゾウムシを見かけたので、怖くて種はずっと冷凍庫で保管していました。

今の所大丈夫そう。

ゾウムシの卵が帰ると、どえらい事になるのでそれだけは勘弁してもらいたい。

 

去年までは苗をハウス内の両サイドに並べて、真ん中を通路にしていました。

なぜなら狭いハウスで通路をワイドに取れると考えたからです。

ただ、そうするとどうしても同じ育苗箱内でも、外寄りと通路寄りで発芽や生育に差が出てしまうので

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今年はちょっと狭いのですが、両サイド通路方式にしました。作物ファースト、作業性セカンドで行きます。

うまく行くと良いなー。

 

それから、今年は踏み込み温床を仕込みました。

去年80ℓトロ船でプチ温床を作り、こまめに立ち回るのが意外と大変だったので。

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昨秋に積んでおいた野晒しの稲藁を枠に入れて、米ぬかをサンドして発酵させました。野晒しにすると雪解け水で湿っているので水かけなくてもいけそう。その分乾かない様にビニールでしっかり覆いました。

てか、ここに稲藁積んでおいてよかった。濡れないところだと濡らすの面倒だし、離れた場所だと雪漕いで運ぶの大変だし、濡れたら重くてなお

 

今年は温床作りに時間をなかなか割けなかったので、4回に分けて稲藁と米ぬかを積みました。温床仕込みで積むのを山盛りにしても発酵が進むと意外とかさが落ちるので、温床枠に合わせた苗床の高さの調整が意外と難しいのですが、4回に分けると最後の一回で調整しやすく、良いもんだなーと思いました。

 

そして今朝発酵しているのを確認してから、踏み込みました!

温度計を持っていれば、みんながよくやる、温床に温度計挿している写真を撮るのですが笑

無いので体感で確かめておきました。

明後日から温床でナス、トマトあたり行こうかな。

 

 

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畑の方はもうすぐ溶けてしまいそう。

4月頭には直播出来そうだ。

ラクターの整備を急がないと。


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畔のギシギシの根っこがねずみにガッツリ食べられていました。たぶん畑のどこかでフンをして、土に還してくれていると思います。

人がギシギシを土に還えそうとすると大変なんですよね。根が切れるとその分増えちゃうし、根をぬいてからも、蘇らないようにしてからじゃないと畑に戻せないし。

ねずみは育苗の時に現れると最悪なので、もちろん対策をしますが、彼らも畑の大事な一員なんだなと感じました。