毎年のことなんですけどね。
3/20から種を播きはじめて、すでに2週間以上が経ちました。
青森市は天候に恵まれ、晴れる日や気温が安定した日が多く、育苗条件としてはここ3年間で1番良いと感じました。
にも関わらず、何かしらの起こるのが春。
初めは去年と同じ培土で種蒔きしていたのですが、隣の農園への憧れから調子に乗って、去年の温床残りを放っておいたものから堆肥を回収し、途中から培土に加えだしました。
その堆肥について詳しく説明すると…
去年温床として使ったものを積んで、米ぬかと水をまぶし、余計に水分が入りすぎないようにシートで覆い再発酵させました。確か一回は積み直しを行ったと思います。
で、雪解け後にシートを外してみると、上の方はまだまだ未分解でした。まだなんだなと思ったものの、一応下の方も見てみるかと、掘りとり篩にかけて見たところ、土と繊維が混ざったような堆肥になっていました。ちょっと興奮しました。
軽くて匂いもなんだか良い感じで、これよこれーとか思いながら回収し、これを加えた培土をプレミアム培土と名付けました。
これで美味しい野菜が出来ると確信し、その日からプレミアム培土に種まきをする楽しい日々を過ごしていました。
で、昨日ふと発芽率が微妙な育苗箱があるなーと思い、よくよく見てみると土の表面に蜘蛛の巣のような白い膜がいくつかあり、その瞬間、1年目の苗立枯れラッシュが頭に降りてきました。
今日は、一昨日プレミアム培土に鉢上げしたキャベツがペロンってなっていたり…。
立枯れといっても、発芽してからやられるのもあれば、発芽前に種が腐って芽が出てこないパターンもあります。
生える雑草を抜いた時の根の様子もなんだか怪しく思えて、まだ確定ではないですけど、思い当たる点が多いのでこの後めちゃくちゃ苗が荒れるかも。
経験上、立枯れは未熟な堆肥、低温、高湿度の条件が揃うと手がつけられなくなります。
よくよく考えると、温床残りを2年後に使う的な事を聞いていたのにも関わらず、1年後に使うとこうなるわけです。
堆肥も技術も未熟でした。
やってしまったものはしょうがないので、寒くて閉じがちになるビニールトンネルの換気と水管理を徹底しつつ、作物によっては追い播きをしようかなと思います。
まだ倒れていない苗は雨が明けたら、早めに植えようかな。
まあでも、全てがダメと確定したわけでもないので、まずは日々の観察を大事にしよう。
今週はエンドウ豆を植え付けしました。
冷凍庫で種を保管していたので、ゾウムシは大丈夫でした。実エンドウより甘いスナップの方が発芽させる時に腐りやすいですね。
誘引のアーチパイプを立てる事だけを考えていたら、トンネル設置のスペースを忘れてました。なので真ん中はベタ掛け、両サイドはトンネルで。これで両方とも生育変わらなければ、ベタ掛けの方が楽できる。明後日の朝方の雪で折れないかだけ心配だな。
苗が危ないので直播も初めています。
春菊、かぶ2種、ほうれん草を播きました。曲がるけどフリーハンド最高。
こっちもベタ掛けしたかったのですが、コンテナで保管していた不織布がカメムシとてんとう虫に布団がわりにされていて、取り除くのに時間がかかるので、雨明けに被せます。
何百匹なんてもんじゃない。
耐性がない人がみると失神するレベルです。
さつまいもの種芋を伏せました。
去年地ベタに並べたら、苗取れるのめっちゃ遅かったので、稲藁温床を作って土のせて芋乗せて土被せました。最後にビニールトンネルにして完成。今日早速暖かかったから期待できるかも。
まだ寒いので、キャベツ苗を128穴→72穴に鉢上げしました。
プレミアム培土にあげてしまいました。
なんとか生き残って欲しい。
トマトは撃沈しましたが、ナスは発芽してきました。
温床内を過湿にならないように、温度をキープするのって結構難しいですね。
天気が悪ければ悪いほど…
農家としての技量が問われてる気がする。
ニンニクが出てきました。
何ヶ所か植えましたが、ここがうちの畑の一等地なので、期待したいゾーンです。
この後どうせ除草が追いつかなくなるので、三角ホーで軽く表層除草しました。
来週は天気を見ながら、枝豆の種まきとじゃがいもの定植しようかな。
スタート遅くしたぶん、苗のリカバリーは素早く行こう!