春先から、カモシカ出没の痕跡は畑の至る所にありました。でも実際に会う事はありませんでした。
現れるとかなり大きめの足跡が出来ます。
張りたての紙マルチの上を歩かれることも。抑えのネットに足を取られたっぽい。
他にも、枝豆の若葉が好きで、毛豆と秘伝は上部の葉を結構食べられてしました。ちなみに、食べられると鞘に日が当たるので、日焼けして食味が損なわれます。
困ったもんだなと思いつつも、そこまで重大な被害には繋がっていなかったので、あまり意識していませんでした。
で、何日か前の夕方に大根を掘っていて、大体掘り終わったので、頭を上げて腰を伸ばしながら畑の奥をみると
なんか白いのが見えて、うわーまた猿?、と思って近づいていくと
早めの晩御飯に来たカモシカ!
遠目にみると犬みたいで可愛いなと思いましたが、このままにしておくのもなんだし、山の方へ逃げてもらおうと近寄ってみると、めちゃくちゃデカくてびっくりしました。足というかケツが馬みたいにでかくて、しかもなんか近づくと声も出してきて、結構怖かったです。
ま、無事、山に帰りましたけど…。
猿みたく食べ散らかしたり、しつこく畑に居座ったりしなくて、控えめな所がいいですね。
山際はやっぱり動物が多い。
ちょっと話が変わるのですが、畑の獣関係の話で、
今年、スイートコーンを作る為に電柵を導入しました。去年はハクビシン?にズダボロにされたので、ナチュラルじゃないよなと悩みつつも、種を蒔いて全く採れないのは、ないなと判断をして購入しました。ズダボロにされたコーンを見て楽しくなんかないし、今はまだ見ていないイノシシやアライグマが今後現れないとも限らないし。ちなみにアライグマは青森市の市街地から少し離れた浪岡地区では既に出現しているとの情報も。こちらに来るのも時間の問題だろうと思います。
また、最初ネットで囲おうかなとも考えたのですが、除草や冬場の撤去、保管場所、費用を考えると、電柵には到底及びません。
ということで、今年のスイートコーンには電柵を発動しました。
効果はすごいです。
草管理が面倒になるので、収穫期ギリギリまで設置せずに、実際に少し食害が始まってから設置をしてみました。すると設置した日からピタリと被害が止まりました。マジですごい。
電線は3段張りで、ソーラーパネルで稼働し、仮に人が引っかかっても、「痛いっ!」って声が畑に響く程度(何度か自分で触れちゃいました。)で電圧がそんなに高くないものですが、完璧に動物を避ける事が出来ます。
でもこの話にはちゃんとオチがあって、
ハクビシンから守りきって安心しきっていたコーンをヨトウムシにめちゃくちゃにされるっていう笑
スイートコーンは難しい。でもちゃんと種取りはしました。
受粉不良なのかトイプーみたいなのが多かったので、来年は条数を増やして育てようと思います。
ちょっとそれましたが、野生動物は味を占めるとめちゃくちゃガッツいてくるので、育てる場と野生の獣が生活する場を分けなければなりません。農園のスタンスとしては、出来るだけ自然な方が気持ちいいと思いつつも、部分的に電柵を使用しようと思います。基本はヤッケで着増しして、三角ホー持って追い返す感じですけど、夜の動物は追い返せませんから。
と言う動物関係の話でした。
肝心の野菜の方はまあまあって所です。
片付けを急ぎつつ、収穫貯蔵と忙しい11月になりそうだ。