最近は片付けと出荷がメインの毎日を過ごしていました。だいぶ寒くなってきたのでハウスのビニールを剥がす準備をしていて、採種用に株ごと取り込んだ枝豆の種をすきをみては叩いて取り出す作業をしています。
今年やった枝豆(大豆)は早い順からはやいっ茶、スーパーたんくろう、黒船、越後ハニー、晩酌茶豆、錦秋、うまいっ茶、毛豆、秘伝と全部で9種類でした。
品種なのかそれとも時期なのか分からないですが、枝豆を調整していても苦しかった、晩酌茶豆、毛豆、秘伝は採種も厳しいものとなりました。枝豆の地点で苦しかった上に、秋の多雨も合わさってズダボロでした。
鞘から出した豆の半分かそれ以上を弾くという…。
弾きまくって、これもう種の分なくない?ってなった時に、
てか、何となく綺麗なやつを種用として残していたけれども、そもそも良い種とは何なのか?
と思うようになりました。
ネットで調べてみると、丹波黒大豆で有名な兵庫県の資料に被害粒の写真付きのページがありました。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk12/documents/dai3syou.pdf
黒大豆用なので青大豆や茶豆だと色の見え方が少し異なりわかりづらいのですが、同じ大豆なのでそう違わないはずと、鞘から出したものと照らし合わせると、被害粒12パターンの内10パターンの被害があり、もう少しでコンプしちゃうところでした。汗
これをもとに対策をまとめると、
①アブラムシ、カメムシ、蛾の防除
②排水しつつ不足も避ける
③日差しがよく当たるような株間、条間
④病気にかかっていない種を使う
こうなりました。
①は背が伸びる中生〜晩生にはトンネルは使えないので、害虫を捕食者が生息できる環境を作る。あと早生の背が低い品種を長い期間撒いてトンネルで防除とか。
②畑選びや溝掘り、土寄せ、土の団粒化?
③今年東西畝で山際ギリギリまで栽培してみて、山際は豆も小さくなんとなく味も落ちてるような感じがしました。自分の中では。
枝豆栽培では密植栽培で単位面積あたりの鞘数を増やし=収量が増える=お得みたいな情報を見たことがあるのですが、それは実際は鞘の中の豆がしっかり詰まって美味しくなっているかみたいなところを無視している気がするんですよね。鞘は多いけど秀品率が下がるみたいな。
日差しの強さも時間も大事にした場所選びと栽植密度探そう。
④はこの写真をもとにやっています。
とりあえず採れる種はしっかりとって、来年は品種を絞りつつ、新たな品種の導入を考える必要がありそう。
毛豆の種2ℓは採種したかったなー…