すだ畑の農日記

おいしいと思ってもらえる野菜づくりがしたくて、2021年より青森県青森市にて農業はじめました。

約100年前に誕生した松島純二号と言う品種の白菜がうまい

f:id:sudahatake:20211030230820j:image

今年うちでは白菜を3種類つくりました。

一番最初にとれ始めたのが、たねの森の白菜。

ノーガードのうちでは虫食いをむくと500g前後(普通にやれば多分1kgほど)になる核家族向きのミニ白菜で、柔らかいので生でもいけて、さらに味も良いという非の打ち所がない品種。今年は8月上旬播種で10月上旬収穫開始でした。収穫開始時には気がつかなかったが、この60日で収穫までいけるのはめちゃくちゃ強い。日に日に白菜を食べる虫がでかくなって、中まで食い進めちゃうので今はもう…って感じです。

 

次に、このたね森白菜と同じか少し後に収穫できる様になったのがタケノコ白菜。これは非結球タイプで繊維がしっかりしていて煮物や炒め物にということでしたが、普通の白菜と同じタイミングで出来るとやっぱりそっちを手に取ってしまってほったらかし状態。あと、結球していないので虫チェックが大変で、もう来年はないなって感じです。

 

最後が10月下旬から取れ始めたタイトルにある、松島純二号白菜という品種です。

f:id:sudahatake:20211030224903j:image

種を購入した野口種苗のサイトによると「日本で最も古い結球ハクサイ」とされていて、約100年も前に誕生したとされています。

その白菜の原点の品種がめちゃくちゃうまい。

ミニ白菜よりはたしかに硬いですが、それでも生でも全然いける感じで、みずみずしくて、何より風味がいいです。美味しい白菜の漬け物の風味がします。

そこそこ大きくなるんですけど、うちは白菜をよく剥くので意外とちょうどいい大きさの物もとれます。

来年もし花をつけたらミニ白菜と松純を交雑させてミニ松純を作るか。

まあ、とにかく漬け物にもってこいの美味しい白菜が出来ました。

 

 

話変わって、

そんな白菜が美味しくなる季節なので、寒さに強くないとされる生姜をそろそろ掘ったほうが良いなと思いまして、今日一気に収穫しました。一気にって言っても15分くらいで終わりましたけど。

f:id:sudahatake:20211030231238j:image

で、結果はこれだけでした。

明らかに種生姜>新生姜になっていて、種生姜を畑に保存していただけみたくなってしまいました。

原因はスペースがもったいないとかぼちゃの株間に植えたせいで、日照不足になった事だと思われます。芽が出てきてすぐにかぼちゃに飲まれてましたからね。ありゃきついわ。

あと、栽培するまで知らなかったのですが、種としての役目を終えた種生姜は普通に食べられるんですね。一石二鳥じゃん。

全然とれなかったんだけどなんかすごく得した気分。笑

 

来年は混植せずに紙マルチで真面目にやろう。

今年はこの小さな新生姜を来年の植え付け時まで腐らせずに保管することをマスターしよう。