すだ畑の農日記

おいしいと思ってもらえる野菜づくりがしたくて、2021年より青森県青森市にて農業はじめました。

さつまいも、本気出す。

昨日から秋の味覚、さつまいもの収穫に入りましたー。

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今年は昔からある焼き芋の定番「紅あずま」と鹿児島県種子島が起源とされる甘い芋の「安納芋」の2品種栽培しました。本当は近年人気の「紅はるか」が良かったのですが、苗代が高いのと、登録品種なので収穫物から翌年の苗をとれないというのがちょっとなー…と思い、この2品種になりました。来年は苗から自分で育てる!

 

栽培面では今年は紙マルチ(黒)を使用しました。さつまいもはマルチ無しで栽培すると除草がめちゃくちゃ大変なので。

栽培期間が長いので片付けが大変でゴミが出るビニールマルチより土に還る紙マルチを選択。

肥料は元肥に米ぬかのみ。

除草はたしか二回。一回目が歩行型草刈り機、二回目が鎌と刈り払い機。

蔓がえしは二回。

 

その結果がこれです。
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思っていたよりはるかにでかくなってしまいました!!

こんなのばっかりで産直向きではなさそう。

 

小さい芋になると手数が増えてしまうので大きくしたいと思い、植え付けの際に垂直植えにしてしまったのが仇となりました。

さつまいもの苗は植え方で土に埋まる節の数が変化して、芋の個数と大きさが反比例すると言われています。垂直植えは植らさる節が少なく芋が大きくなりやすいのです。

あと芋がムキムキになっているので収穫が遅いのかも。収穫期は土の積算温度で決まるので、黒い紙マルチが効いたのかもしれません。ビニールマルチほど土が暑くなるような感じはしなかったけど…。


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芋掘った感は味わえましたがなんだか複雑。

来年は苗は斜め植えにして9月中に一度試し堀りしよう。


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残りは紅あずまと安納芋一畝ずつ。

安納芋は草生が弱く、草に埋もれてしまいました。これじゃUnknown芋だよ。

今週中には肩をつけたいなー。


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掘った芋はハウス内でさらにビニールで覆って簡易キュアリングしてみます。4日程すれば傷が良くなり、保存性もぐんーと上がるらしい。

ちなみに奥はこれから出していこう用なのでむき出し乾燥。

 


帰って掘った芋をアルミホイルで包んでオーブンへ。

めちゃくちゃうまくて、元気もらいました。

熟成なんかさせなくても十分うまい。

うちの農園のさつまいもは紅あずまで決定!