今年、かぼちゃは豊作で正直ちょっと浮かれていました…。
播種から2週間ほどで定植でき、除草は一回という、最高に手間のかからない作物なのにめちゃくちゃ豊作で、こんな簡単でいいの?って思っていました。
猿の群れが近づいて来た時やネズミによる食害が増えきた時は、ここがかぼちゃ栽培における最大の山場だと。
でも、違いました。完全に。
それに気がついたのは昨日の夕飯支度の時です。
収穫から10日以上たったので置き場所もないしそろそろ出荷し始めたいと、家にあったはじきかぼちゃの試食を兼ねて、夜ご飯にかぼちゃの煮物をしました。
収穫してからこれで3個目でした。2個目までは甘さ、ホクホク感はそこまでって感じで、どうなってるかなって。
で、煮るためにまず半分にカットして、それからワタと種を抜こうと思ったその時、ワタのところでなんか動いた!!
なんか動いた!!
速攻でワタをくり抜いて袋に入れて縛りました。
調べるとミバエという生き物が世の中にはいるようです。知りませんでした。
そいつがいるかいないかはかぼちゃの外観からはわからないというチート級の手強さ。対処法は初夏の成虫が現れる前に実をある程度まで成長させたり、実に袋をかけたり、薬を撒いたりと色々あるそうですが僕はどれもやっていませんでした。
これから僕に出来る事はかぼちゃに聴診器をあてて中の音を聴くか、かぼちゃを半分にカットして中身を確認するか。
このかぼちゃに当たる確率は一般的には1%未満ですが、環境次第では10%程まで跳ね上がるらしく、今年3個目で普通に当たりましたので1個売りするとこれが消費者に届く可能性も多いにあります。
虫耐性のある僕ですら、うわってなりましたから、一般人がそれを見つけたら倒れるレベルで、相当理解と虫耐性がある方でないとちょっと無理かなって思いました。
だから世の中のかぼちゃはカットかぼちゃなのか?
出荷した物を謝りながら回収して交換するリスクを負うぐらいなら、カットした方いいと思うので当農園のかぼちゃはカットかぼちゃになりました。
一度切ると長持ちしないのが痛い。
でも、甘味とホクホク感は出てきました。彼らが潜むワタを取り除いて、煮た昨晩のかぼちゃは普通に美味しかった。笑
困ったもんだわ。
変わって
枝豆とツノアズキの採種が順調です。ツノアズキは草に飲まれましたが3回鞘がとれて、20株程だったものが相当増えたと思います。まずは味見してみよう。
あと、今朝作業場に着くと、僕の身長より高い棚の上にある誘引紐3000mが作業場の外までダラーーって出されてました。
昨日の夕方からまではなんともなく、風ででるようなものではないので夜行性の動物だと思われます。昨晩ミバエも発見して朝来てこれだとさすがに萎えますわ。
もう枝豆頑張るしかない。