すだ畑の農日記

おいしいと思ってもらえる野菜づくりがしたくて、2021年より青森県青森市にて農業はじめました。

だいぶ早いけど、来年の温床の準備を始める。

流石に12月も中盤になれば野菜も減り、片付けも落ち着いて来たので畑をゆっくり見て回る時間が出てきました。

 

栽培跡地を見て回ると、クソ暑い夏に汗ダラダラ流しながら土寄せをした枝豆跡地が目に留まりました。

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ここはひと品種を4週に分けてまいて、ずらして収穫しようと思ったらほぼズレる事なく収穫状態になって半分くらいとり残すって言う笑

作付け量か出荷方法の改善をしなければなりません。課題ですね。

で、この跡地をみて、時間とガソリンと体力を消費したのにも関わらず、このまま来春トラクターをかけて更地にするのはどうなんだろうかと思い始めました。

せっかくの前作豆科高畝なので上手く再利用したい。

キャベツとかレタスとか植えられると良いんですけどね。

形を崩さないのであれば不耕起栽培みたいな感じになるので、管理機やレーキなどで軽く表面だけ起こしたり、マルチなどのシートで養生して草が生えにくくしたりと技が必要な気がします。不耕起栽培だからと言って何もせず苗を植えるとまず草が優勢になり悲惨な事になりそう。

もう少し考えよう。

 

 

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こっちは枝豆を収穫した畝。

こっちもなんかに使えないかなー…

とか思いながら見回りました。

 

 

あと、人参の母本選抜もこの前しました。f:id:sudahatake:20211215185329j:image

本当は好みの形とか色とかで選んで形質を残せるようにするんでしょうが、初めての自家採種なので今年はハードルを上げずにまず採種するというところを目標にしてやろうと思います。

てか、収穫全体の半分近く腐っていたり食われたりしているわけだから、残ってるだけで超エリート!

発泡にもみ殻を敷いて人参を並べもみ殻を敷いて人参を並べっていうのを繰り返しました。

生のもみ殻は全てくん炭にしてしまったのでくん炭を使いました。食べる分じゃないので。
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最後はもみ殻で蓋をして新聞紙を被せて、発泡の蓋をして完成。作業場で春まで保管し、雪解け後に場所を決めて植えつけます。

 

 

そして、題にある来年の温床作りも始めました。

今年の春、温床を使わずに育苗してみて、ビニールハウス+トンネルでも意外と行けるっちゃ行けるんですけど、やっぱり発芽に時間がかかったので発芽だけでも温床を使った方が良いかなって思い、来年は挑戦してみようと思います。

資材集めや解体、スペースなど諸々考え、温床はトロ船2台を1週間おきに乗り換える作戦で行こうと考えています。トロ船は容量が小さいので熱源を長時間保つのには向いていないのですが、混ぜやすく空気を入れやすいので温度管理はサクッと出来るんじゃないかと踏んでいます。研修先でのトロ船を使った堆肥作りの経験から。

 

それで実際には来年の3月にやる予定なのですが、その際にゼロから有機物を発酵させるより、少し発酵が進んだ物を加えた方がうまく行くだろうと考え、雪の下で予備発酵を行おうと思います。

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米ぬかと稲藁をたらこスパゲッティの様にあえて積んでおきました。

その予備発酵物と普通の稲藁、落ち葉、コーヒーかす、米ぬかを混ぜて熱源を確保する予定です。

 

来年の育苗が楽しみだ。