すだ畑の農日記

おいしいと思ってもらえる野菜づくりがしたくて、2021年より青森県青森市にて農業はじめました。

今年は茶豆風味の枝豆に挑戦します。

今日は枝豆の第二弾を定植しました。

ちょうど良い間隔で雨が降ってくれているので作業は順調です。

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まだ適温じゃないけど、枝豆は強いのでそのうち伸びてくると思います。霜さえ来なければ…。

 

で続く第三弾は今育苗中で、第四弾の種まきを今日しました。

農園の枝豆リレーは茶豆、黒豆、青大豆の10種類程で構成されていて、毎年同じなのも面白くないので、ニューフェイスを加えてみました。

それが茶豆風味の黄大豆、湯上がり娘です。

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この茶豆風味ってのはいくつかのメーカーが何種類か出していて色々迷ったのですが、育てる以上は種取りもして、良かったら来年も育てたいとなり、育成者権が満期を迎えた湯上がり娘に決定しました。

 

あと、ネックになっていた消毒処理もいくつかのお店に問い合わせて、処理されていないものを発見。一つの販売店曰く、新種時には種苗メーカーから追加料金なしの標準装備として種子処理がされていて、古種になると処理されなくなるらしい。

でも、経験上普通に保存していれば、枝豆でも2年は普通に持つし、直播じゃなく移植栽培なのでまあ大丈夫っしょ。むしろ、これで100%発芽ぐらいのテクニックを発揮したい。笑

 

それと播いてて気がついたのが、黄大豆とか青大豆って種子の異常を見分けやすくて良いなと。茶豆や黒豆は皮の色が濃いので、かなり丁寧に選んでも混じっちゃうんですよね。これを避けるには、栽培中に異常のある株を確実に抜きとらなければいけません。まあ、僕にはそんな完璧無理なので、その点で黄大豆はすごく良いと感じました。

 

とにかく、この湯上がり娘が今年の枝豆リレーのセトリに加わり、夏の枝豆の楽しみが増えました。

 

他の作物はというと

 

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温床で管理しているナスは例年になく、頑張っている気がします。

まだまだ小さいんですけど、確実に日々成長しているのが見えるので今の所順調。ただ、スペース節約の為に3号ポットで育ててるので、定植適期まであと1ヶ月弱持つのか不安です。

 

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さつまいもが去年より1か月ほど早く、苗が出てきました。去年は温度が足りなくてなかなか苗が出て来ずでしたが、今年は温床が効いたみたいです。ただ、ビックマウス×2匹の襲撃で真ん中のさつまいもがやられて、そこだけ苗が出て来る気配がなく、代わりに見たことない細くて黒いキノコが毎日生えてきます。笑

ビックマウスは果菜類の温床にも入ったりと大変でした。ひと春で大体3匹は現れるので、まだ油断は出来ない。

 

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外に出したネギ苗の先端が枯れ込んでしまいました。新しい葉は普通なので移動した際、活着するまでに時間がかかったという事かも。本当に毎日風がすごかったので、冷えない様潅水を控えてたのが裏目に出たのかも。難しいわ。

 

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レタスはまだベビーリーフ級。

 

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春菊これも収穫まであと3週間ぐらいはかかりそう

 

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にんにくは悪くなさそう。種が大きいかったものの方がやっぱりよく育つ気がしますね。

 

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エンドウは大風にぶん回されながらも、元気そう。今年は4.8m幅のきゅうりネットにしました。1.8m幅を両方に貼るよりも、一本で済むので多少割高でもこっちの方が圧倒的に手間が少ないですね。去年は1.8mが単純に2倍だからつって3.6m幅のを買ってえらい事になりました。笑

 

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そう言えばもう3週間くらい前になりますが、今年もサルの大群が現れました。今年は早い。

必死になって山の奥まで追い返し帰ってきて、エンドウのトンネルをみたら、こんなになってました。

 


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中を覗くと残渣置き場に入れたはじきの種芋がコロンと。トンネルの中で食べていたようです。ほんとレベル高すぎるわ。

 

とりあえず、残渣置き場は蓋をして動物に荒らされない様にしました。

 

ネズミだの猿だの野菜を守るのは大変だわ。

でも何とか守り抜いて、収穫を喜ぼう。

トマトの採種失敗

トマトの発芽不良を取り返すために、土の配合を変えたり、播種前の浸水処理をやめたり、加湿にならないように気を使ったりと、やり方を変えて何度か播いてみました。

 

前回騒いでいた立枯れが今後ないとも限りませんが、おそらく主な原因はそれではなく採種の失敗だと思います。

それを示すのがこれで

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左のトレーが去年採種したサンマルツァーノトマトで、右が同様のポンデローザトマトです。

全く同じ条件で播種してこの差は、種に問題があるとしか思えない。

種取りをしているときは、トマトなんて赤くなってからとるから失敗のしようがないと油断していたのかもしれません。

今年は樹でしっかり完熟させてから採るようにしよう。

あと、古種も管理しておいた方がいいなとも思いました。まさかの5年くらい前の種を持ち出して、追い播きしました笑

 

今週は定植や枝豆の種まきをしました。風が強すぎて、なかなか思うように作業が進められなくてもどかしい感じです。

 

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早生品種の枝豆をチェーンとセルトレーに播きました。ハウスに風が吹き込んでなかなか温度が上がらない状態で無事に発芽するのか…。


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土日月と天気が良くなさそうなので、晴れ間を見て温床の上部1/3程ほじり返して、乾いているところに少し水をかけて、お手入れしました。

温床具合が苗を決めるって言うので。


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今年のじゃがいもは定植器なかよし君で植えました。管理機で土を上げて溝をきり、芋置いて、土かけるの大変なので今年はやめました。これだと燃料も必要ないし。

僕ぐらいの規模なら所要時間的には同等か若干定植器の方早いかなって思いました。そして何より屈まなくて良いのが最高。

芽やサイズを調整しないと筒に引っかかりやすいので、その点は来年気をつけよう。

 

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ちょうど畑横の桜が咲きました。


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菜花もどんどこ出てきました。かぶは辛くて苦くて、白菜は甘くて、小松菜は苦くて美味い。

おすすめは小松菜で、白菜よりエッジが効いていて美味しいです。からし和えブームが僕に降りてきました。

ネギもそうだけど、春一番は虫が全然付いていなくて、ノールックで出荷出来るのがめっちゃ良いですね。

 

頂芽優勢で切るとどんどこで出てくるから、虫が出て来るまでは菜花最高。

 

あと、栄養価が高いので、最後に畑に返す時には米ぬかを忘れないようにしよう。

 

この時期の育苗は、なかなか思い通りにはいかないものです。

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毎年のことなんですけどね。

 

3/20から種を播きはじめて、すでに2週間以上が経ちました。

青森市は天候に恵まれ、晴れる日や気温が安定した日が多く、育苗条件としてはここ3年間で1番良いと感じました。

 

にも関わらず、何かしらの起こるのが春。

 

初めは去年と同じ培土で種蒔きしていたのですが、隣の農園への憧れから調子に乗って、去年の温床残りを放っておいたものから堆肥を回収し、途中から培土に加えだしました。

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その堆肥について詳しく説明すると…

去年温床として使ったものを積んで、米ぬかと水をまぶし、余計に水分が入りすぎないようにシートで覆い再発酵させました。確か一回は積み直しを行ったと思います。

で、雪解け後にシートを外してみると、上の方はまだまだ未分解でした。まだなんだなと思ったものの、一応下の方も見てみるかと、掘りとり篩にかけて見たところ、土と繊維が混ざったような堆肥になっていました。ちょっと興奮しました。

軽くて匂いもなんだか良い感じで、これよこれーとか思いながら回収し、これを加えた培土をプレミアム培土と名付けました。

これで美味しい野菜が出来ると確信し、その日からプレミアム培土に種まきをする楽しい日々を過ごしていました。

 

で、昨日ふと発芽率が微妙な育苗箱があるなーと思い、よくよく見てみると土の表面に蜘蛛の巣のような白い膜がいくつかあり、その瞬間、1年目の苗立枯れラッシュが頭に降りてきました。

今日は、一昨日プレミアム培土に鉢上げしたキャベツがペロンってなっていたり…。

立枯れといっても、発芽してからやられるのもあれば、発芽前に種が腐って芽が出てこないパターンもあります。

生える雑草を抜いた時の根の様子もなんだか怪しく思えて、まだ確定ではないですけど、思い当たる点が多いのでこの後めちゃくちゃ苗が荒れるかも。

経験上、立枯れは未熟な堆肥、低温、高湿度の条件が揃うと手がつけられなくなります。

 

よくよく考えると、温床残りを2年後に使う的な事を聞いていたのにも関わらず、1年後に使うとこうなるわけです。

堆肥も技術も未熟でした。

 

やってしまったものはしょうがないので、寒くて閉じがちになるビニールトンネルの換気と水管理を徹底しつつ、作物によっては追い播きをしようかなと思います。

まだ倒れていない苗は雨が明けたら、早めに植えようかな。

 

まあでも、全てがダメと確定したわけでもないので、まずは日々の観察を大事にしよう。

 

今週はエンドウ豆を植え付けしました。

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冷凍庫で種を保管していたので、ゾウムシは大丈夫でした。実エンドウより甘いスナップの方が発芽させる時に腐りやすいですね。

誘引のアーチパイプを立てる事だけを考えていたら、トンネル設置のスペースを忘れてました。なので真ん中はベタ掛け、両サイドはトンネルで。これで両方とも生育変わらなければ、ベタ掛けの方が楽できる。明後日の朝方の雪で折れないかだけ心配だな。

 

苗が危ないので直播も初めています。
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春菊、かぶ2種、ほうれん草を播きました。曲がるけどフリーハンド最高。

こっちもベタ掛けしたかったのですが、コンテナで保管していた不織布がカメムシとてんとう虫に布団がわりにされていて、取り除くのに時間がかかるので、雨明けに被せます。

何百匹なんてもんじゃない。

耐性がない人がみると失神するレベルです。

 

さつまいもの種芋を伏せました。
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去年地ベタに並べたら、苗取れるのめっちゃ遅かったので、稲藁温床を作って土のせて芋乗せて土被せました。最後にビニールトンネルにして完成。今日早速暖かかったから期待できるかも。

 

まだ寒いので、キャベツ苗を128穴→72穴に鉢上げしました。

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プレミアム培土にあげてしまいました。

なんとか生き残って欲しい。

 

トマトは撃沈しましたが、ナスは発芽してきました。
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温床内を過湿にならないように、温度をキープするのって結構難しいですね。

天気が悪ければ悪いほど…

農家としての技量が問われてる気がする。

 

ニンニクが出てきました。
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何ヶ所か植えましたが、ここがうちの畑の一等地なので、期待したいゾーンです。

この後どうせ除草が追いつかなくなるので、三角ホーで軽く表層除草しました。

 

来週は天気を見ながら、枝豆の種まきとじゃがいもの定植しようかな。

 

スタート遅くしたぶん、苗のリカバリーは素早く行こう!

 

 

 

去年より10日以上遅れて、種まきスタート!

3月中旬まで1粒も種を播くことなく、明日はもう春分の日です。

でも、経験上早いと失敗しやすくなるなと感じていたので、これぐらい遅いスタートも良い経験になるのかなと思っています。

あと、今年は早春から暖かくも、5月頃まで寒の戻りに注意が必要との予想も聞いたので…。

秋の10日は厳しいけど、春の10日は取り戻せるはず。

 

という事で、ついに今日エンドウ豆から2023種まきをスタートさせました。

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去年採種したもので、栽培時にエンドウの近くを歩くゾウムシを見かけたので、怖くて種はずっと冷凍庫で保管していました。

今の所大丈夫そう。

ゾウムシの卵が帰ると、どえらい事になるのでそれだけは勘弁してもらいたい。

 

去年までは苗をハウス内の両サイドに並べて、真ん中を通路にしていました。

なぜなら狭いハウスで通路をワイドに取れると考えたからです。

ただ、そうするとどうしても同じ育苗箱内でも、外寄りと通路寄りで発芽や生育に差が出てしまうので

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今年はちょっと狭いのですが、両サイド通路方式にしました。作物ファースト、作業性セカンドで行きます。

うまく行くと良いなー。

 

それから、今年は踏み込み温床を仕込みました。

去年80ℓトロ船でプチ温床を作り、こまめに立ち回るのが意外と大変だったので。

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昨秋に積んでおいた野晒しの稲藁を枠に入れて、米ぬかをサンドして発酵させました。野晒しにすると雪解け水で湿っているので水かけなくてもいけそう。その分乾かない様にビニールでしっかり覆いました。

てか、ここに稲藁積んでおいてよかった。濡れないところだと濡らすの面倒だし、離れた場所だと雪漕いで運ぶの大変だし、濡れたら重くてなお

 

今年は温床作りに時間をなかなか割けなかったので、4回に分けて稲藁と米ぬかを積みました。温床仕込みで積むのを山盛りにしても発酵が進むと意外とかさが落ちるので、温床枠に合わせた苗床の高さの調整が意外と難しいのですが、4回に分けると最後の一回で調整しやすく、良いもんだなーと思いました。

 

そして今朝発酵しているのを確認してから、踏み込みました!

温度計を持っていれば、みんながよくやる、温床に温度計挿している写真を撮るのですが笑

無いので体感で確かめておきました。

明後日から温床でナス、トマトあたり行こうかな。

 

 

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畑の方はもうすぐ溶けてしまいそう。

4月頭には直播出来そうだ。

ラクターの整備を急がないと。


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畔のギシギシの根っこがねずみにガッツリ食べられていました。たぶん畑のどこかでフンをして、土に還してくれていると思います。

人がギシギシを土に還えそうとすると大変なんですよね。根が切れるとその分増えちゃうし、根をぬいてからも、蘇らないようにしてからじゃないと畑に戻せないし。

ねずみは育苗の時に現れると最悪なので、もちろん対策をしますが、彼らも畑の大事な一員なんだなと感じました。

トマトも良いけど、ごぼうも最高。

ついに冬本番ですね。

最近狂ったように雪が降っています。

そろそろ一度、作業場の雪下ろしをしないとやばいんですけど、この天気なのでもうちょっと回復してから行こうとか思っています。

 

そんなこんなになる前の先週やっとビニールハウスのビニールを剥ぎました。

引っ張られると怖いので、風が弱い日を狙ったのですが、少し風があった方が畳みやすいのかなとも感じました。無風だとしわを伸ばしづらいです。

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2シーズンハウス栽培をやってきて分かったのは、かなりの技術と知識、設備が必要で、ビニールをかけて終わりではないんだと言う事です。

なかなか納得いく味にならないし、病気になるし、狭いしで手間の割に成果が出ませんでした。

なので来年からハウス内は育苗と物置に使おうと考えています。そもそも育苗が限界のサイズでしたしね。

 

今までは、毎年ハウスを移設し過酷な環境から畑を休ませるように、と思っていました。

次からその必要がないので、据え置きでビニールの着脱のみ行うスタイルにします。

だいぶ楽出来ます。

 

野菜の方はやっと三浦大根掘り始めました。

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今年はあまり太くなりませんでした。

去年大きいものから収穫に入り、ほぼほぼ掘り終わって残ったものを植え替えて自家採種したからなのか、それとも土壌か、播き時期かどれが原因かわかりませんが。

ただ、形は間違いなく三浦大根。そこだけは受け継いだ!

採種のたびにどんどん小さくなってしまうとまずいので、来年は母本選抜しようかな。

 

今年の大根栽培で一つ良かったのは、肌荒れがかなり減少した事です。

去年は播種期とその前後で種まきしたところ、早まきしたものほど肌荒れがすごかったので、今年は播種適期以降を守りました。

早まきは天気によって適期に播けなくなるリスクの分散や、収穫期を長くとるという意味でありだと思いますが、結果秀品率を落とし、手間を増やし、病害虫を次期作以降に引きずるような感じがして、早まきは避けました。

多少播き遅れても大きくならないわけではないですし。肌は良くなったと思ったし。来年もこのスタイルで。

 

源助大根は柔らかくて、みずみずしくて、来年もやりたくなるくらい美味しいですね。

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太りが早いものから採ると、巣入りもほとんどないです。今年はガチ寒波が来る前に積雪したので、植えておけば意外と12月もいけるかも。

 

もっと早く掘りたかった太ごぼうもいい感じ。

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手掘りなので完璧はやめて、折れてもいいかなって気持ちで掘っています。太ごぼうのピークは結構浅い部分にあるので、諦めがつくと言うか、折れたものは土に還るので土壌からの持ち出しも少なくて済みます。何より腰に優しい。

 

で、このごぼうが見た目は、いやいや、これ栽培に失敗してるでしょってフォルムなんですが、かなり美味しいと言うことを言いたくて、このブログを書いています。

最近のマイブームはごぼうパスタ。

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僕はパスタといえば、夏にちまちまストックしていたホールトマトを使うのが好きです。

でも、ごぼうはそれに匹敵する位うまい。

材料はごぼうとニンニク、とうがらし、オイル、塩だけで、とんでもなくうまいパスタになります。香りと旨みが強いので、肉なしでも全く問題ないです。

 

あとは小麦が自分で作れればもっと最高だろうな。

 

積雪早くない?

12月入ったばかりで、もう40㎝積もってます。寒さはそんなにって感じです。

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僕の中で青森市は、12月下旬に根雪が積もり始めると思っていて、その予定で作業を進めてきました。

早すぎる。

 

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耐雪性皆無のハウスは、こんなになっちゃいました。この前、来年の土を運んだり、ガス欠の管理機を移動させたりと無理をしたら、2日後くらいに夜中トイレに行けなくなるくらいの腰痛に襲われて…。

なので作業を制限していたら、こんな状態に。

ビニールが少し伸びてしまったかもしれませんが、パイプは曲がってなさそう。来週中にはビニールを剥がなきゃ。

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とりあえず雪を散らして、ハウス内を少し片付けました。今日の雨による融雪を期待したい。

 

野菜の方は大根、人参、ごぼう、かぶがまだ植っていて、このまま積もっていくとまずいかなって感じです。

土が凍るような寒い状態になる前に、雪が積もったので、恐らく凍てダメになることはないと思いますが、あまりにも積もると掘り出すのが恐ろしく重労働になるので、もう一度チャンスをと願うばかりです。

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あと、白菜は取れる分は収穫しました。

今年の白菜は結果取れていますけど、色々問題がありました。

春先適当に残った分から採種したせいか、生育のばらつきが結構あります。

さらに、虫に食われるのを恐れてかけていた防虫ネットが裏目に出て、病気がでてしまいました。防虫ネットの中は本当に風が通りにくい。見ていると大風が吹いて、周りがブンブンに振られていても、中の白菜は微動だにしていませんでした。

そのため、剥き出しの部分よりも明らかに病斑が蔓延。ただ、虫害自体はかなり減ったので、生育後半のネット撤去のタイミングと、ネット有り無しの併用が大事なのかなとか思いました。

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まあそれでも良くこんな苗から白菜になってくれたって感じで、自然に感謝ですね。

 

雪降る前に間に合ったのは、来年の黒土の搬入と機械類の片付けくらいですかね。

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本当はもう少し土を運びたかった。軽バスだと一度に運べる量には限界があるので、2.3回運ばないとフレコンバック1袋にもならないです。育苗土としては色々混ぜたら2袋分くらい。まあ、春先は大丈夫か。

 

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脱穀はギリギリ終わりました。

今年学んだのは種が出来てから、畑に株を長くおけばおくほど、中の大豆の状態は悪くなるってことです。枯れてきたら葉っぱが全部落ちるまでとか気にせず、取り込んじゃった方が、皮剥け、斑点、虫食いが少ない気がしました。

とりあえず全品種採種は出来たので、最低限はやったって感じです。

 

今週末は豆の選別や果菜類の種取りなど、来期に向けた大事な作業を一気にやり、腰を養生しようと思います。

おやつは紅あずまで。

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超甘い。追熟完了ですね。

 

 

出た!カモシカ。

春先から、カモシカ出没の痕跡は畑の至る所にありました。でも実際に会う事はありませんでした。

 

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現れるとかなり大きめの足跡が出来ます。

 

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張りたての紙マルチの上を歩かれることも。抑えのネットに足を取られたっぽい。

 

他にも、枝豆の若葉が好きで、毛豆と秘伝は上部の葉を結構食べられてしました。ちなみに、食べられると鞘に日が当たるので、日焼けして食味が損なわれます。

困ったもんだなと思いつつも、そこまで重大な被害には繋がっていなかったので、あまり意識していませんでした。

 

で、何日か前の夕方に大根を掘っていて、大体掘り終わったので、頭を上げて腰を伸ばしながら畑の奥をみると

 

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なんか白いのが見えて、うわーまた猿?、と思って近づいていくと


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早めの晩御飯に来たカモシカ

遠目にみると犬みたいで可愛いなと思いましたが、このままにしておくのもなんだし、山の方へ逃げてもらおうと近寄ってみると、めちゃくちゃデカくてびっくりしました。足というかケツが馬みたいにでかくて、しかもなんか近づくと声も出してきて、結構怖かったです。

ま、無事、山に帰りましたけど…。

猿みたく食べ散らかしたり、しつこく畑に居座ったりしなくて、控えめな所がいいですね。

 

山際はやっぱり動物が多い。

 

ちょっと話が変わるのですが、畑の獣関係の話で、

今年、スイートコーンを作る為に電柵を導入しました。去年はハクビシン?にズダボロにされたので、ナチュラルじゃないよなと悩みつつも、種を蒔いて全く採れないのは、ないなと判断をして購入しました。ズダボロにされたコーンを見て楽しくなんかないし、今はまだ見ていないイノシシやアライグマが今後現れないとも限らないし。ちなみにアライグマは青森市の市街地から少し離れた浪岡地区では既に出現しているとの情報も。こちらに来るのも時間の問題だろうと思います。

また、最初ネットで囲おうかなとも考えたのですが、除草や冬場の撤去、保管場所、費用を考えると、電柵には到底及びません。

 

ということで、今年のスイートコーンには電柵を発動しました。

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効果はすごいです。

草管理が面倒になるので、収穫期ギリギリまで設置せずに、実際に少し食害が始まってから設置をしてみました。すると設置した日からピタリと被害が止まりました。マジですごい。

電線は3段張りで、ソーラーパネルで稼働し、仮に人が引っかかっても、「痛いっ!」って声が畑に響く程度(何度か自分で触れちゃいました。)で電圧がそんなに高くないものですが、完璧に動物を避ける事が出来ます。

 

でもこの話にはちゃんとオチがあって、

ハクビシンから守りきって安心しきっていたコーンをヨトウムシにめちゃくちゃにされるっていう笑

 

スイートコーンは難しい。でもちゃんと種取りはしました。

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受粉不良なのかトイプーみたいなのが多かったので、来年は条数を増やして育てようと思います。

 

ちょっとそれましたが、野生動物は味を占めるとめちゃくちゃガッツいてくるので、育てる場と野生の獣が生活する場を分けなければなりません。農園のスタンスとしては、出来るだけ自然な方が気持ちいいと思いつつも、部分的に電柵を使用しようと思います。基本はヤッケで着増しして、三角ホー持って追い返す感じですけど、夜の動物は追い返せませんから。

 

と言う動物関係の話でした。

 

肝心の野菜の方はまあまあって所です。

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片付けを急ぎつつ、収穫貯蔵と忙しい11月になりそうだ。