すだ畑の農日記

おいしいと思ってもらえる野菜づくりがしたくて、2021年より青森県青森市にて農業はじめました。

ネギの葉にあるエレエレの部分は捨てずに食べた方が良い。

暑さのピークを越えて、今、ネギが頑張っています。

場所によって調子の良さが違うのですが、今日、1番調子良いところのを抜くとめちゃめちゃ根っこが凄いのを発見!

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クリやコナラの木の近くで山際のエリアに生えてました。山際なので普通に考えたら日照時間は短く栽培的に不利なはずなのに…。落ち葉が土を良くしているという事でしょうか。

山が近いと動物による食害や木により日影が多くなるなどマイナスもあるけど、水や落ち葉などの供給や森林による防風などプラスになる点もあります。特に今年の青森みたく、干ばつ気味だとかなり有利だと思います。多雨だと風通りが悪く水も山から染みてきて日照も短いと病気が多発しそうだけど…。

 

ま、それは良いとして

 

どんなに調子の良いネギでも出荷調整作業は発生します。

で、ネギの緑の葉の部分を切っていると葉の中にあるエレエレしたゼリーみたいなのが出てきます。

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このエレエレ、袋詰めした際に袋の中がビチョビチョになってカッコ悪くなるので逆さにして畑に落としてから袋詰めをしていました。

 

でも実はこのエレエレはヒトが食べると体内の免疫機能を活性化させるらしいです。

 

そんなわけで、ネギの袋詰めはなるべくエレエレを捨てずにかつなるべく袋をヌルヌルしないよう心掛けようかな。

こんな世の中ですから。うちの野菜が少しでもカラダを守る役に立つと良いな。

 

 

好調なのネギだけではありません。

 

人参は今年栽培した野菜の中で1番かもって位。

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種袋的にはたぶん来月には本収穫のサイズになって、さらに寒くもなっていい感じになるっぽいけどもう収穫しています。どうせ一気に捌けないので。

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もう美味しいし、人参最高。

カブは順調に生育してますが、肌が少し荒れてきました。暑いのかな?

でも皮をむけばめちゃビューティだし、味は変わんないだろうから問題なし。見た目じゃないから。

 

白菜は少しずつ形を帯びて来ました。

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暖かい日は蝶々がそこそこ飛んでいたので、これからファイアするかもしれない。今このサイズだと来月頭には行けるんじゃない?

 

 

秋作は全体的に好調ですが、もちろんそうでないのもいます。

 

主力の枝豆はかなり苦戦しています。

僕一人で捌くには作付け量が異常に多いので、足りなくなる事はなく、毎日時間が許す限り枝豆を出荷していますが…。

で、この時期の茶豆の特徴なのかわかりませんが、カメムシとメイガのコンビが凄いです。

こいつらめちゃくちゃ仕事が出来るコンビで、まー、逃してくれません。

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一株とって調整すると、左のトレーの上が出荷できる物、右の土の上が弾いた物です。

これはマシな方です。

体感で8割位弾いているんじゃないかって位で、最初は枝豆の株を切ってある程度の量を作業場に運んで調整とか考えてましたが、はじきが多すぎてどう考えても非効率なので、日影を作りながら枝豆畑でそのまま調整まで持っていきます。


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こんな感じでやられちゃうんですよね。8割ですよ、8割。

茶豆ってやられやすいのかな?

ま、とにかく手間がかかります。

なんか愚痴みたくなっちゃいましたが笑

 

茶豆は美味しいってだけが救いですよー。

 

そして、ついに小松菜がとれるサイズになって来ました。

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自分で言うのもなんですが良い色なんですよこの小松菜。グリーングリーンしてないんですよね。透き通るみどりって感じで。

 

良い畑が借りられてほんと良かった!